ぐんぴぃ、映画初出演&初主演抜擢に
「ドッキリならもっと上手くやってくれよ!」
映画愛に溢れた『怪獣ヤロウ!』に岐阜市民大盛り上がり!!
11月16日(土)、全国公開に先駆け、ロケ地である岐阜県関市で開催された「清流の国ぎふ」文化祭2024 みる きく かたる ぎふの映画文化 〜もっと映画をすきになる もっと岐阜をすきになる〜」が行われ、主演のぐんぴぃ、ぐんぴぃのマネージャーでもあり、関市出身でもある八木順一朗監督、そしてぐんぴぃの相方である土岡(春とヒコーキ)が登壇、トークイベント付き先行お披露目試写会を開催しました!
試写会の前に、ぐんぴぃと八木監督、土岡が本作品のポスターパネルを持って関市ショッピングモールを練り歩くと、周りには200人ほどの人だかりが!!ぐんぴぃは、700有余年の伝統を持つ刃物の町である関市で10月7日〜8日に行われた「第56回岐阜県関市刃物まつり」にて購入した刃物を片手に、押し寄せる関市の皆様に本作をアピール。
お披露目試写会では、関市でロケが敢行された本作を、全国ロードショーに先駆けて先行上映。国文祭で9つある映画のイベントのうち今作だけが1,000名以上の応募があり倍率は3倍という注目っぷりで、映画を観たばかりの熱気あふれる満席のお客様の前にぐんぴぃ、八木監督、土岡が登壇すると溢れんばかりの拍手が。MCが、関市の市民、市役所の方も会場に来ていることに触れると、清水ミチコ演じる市長に“ご当地映画”作りを命じられるものの怪獣映画を作ってしまう、という劇中のストーリーさながら「市役所の方も…!?やばい!!もしかしたらブチギレられるんじゃ!?」と笑いを誘った。
関市が舞台であり、関市の方がエキストラで参加するなどまさに関市の全面協力で作り上げられた本作。経緯について、監督は「僕はまさしく岐阜県関市が故郷なのですが、僕が普段映像事業に関わる中で、いつか映像で故郷に恩返しがしたいという気持ちがありました。そんなときに、関市の観光課が、観光PRになるような映画を撮ってくれた方に助成金を出してくれるというプロジェクトを立ち上げたのを知りまして。『これはいいチャンスだ!』と思いエントリーをしたのがそもそもの始まりです」と振り返る。続けて、「関市の方は、温かい所謂“ご当地映画”を想像してプロジェクトを立ち上げられたかと思いますが、出来上がったものがこんな感じになってしまいました(笑)全国や世界に広げる、ということを考えて、 “怪獣”というジャンルものにし、主演も一般的な俳優さんではなくちょっと異色なぐんぴぃを起用し、広がりがあるご当地映画を作ろうと企画しました」とまさしく劇中のストーリーさながらの経緯を明かした。
お笑い芸人ながらも、まさかの主演に抜擢されたぐんぴぃは、「信じられなくて一回断りました、ドッキリはもっと上手くやってよと思って(笑)それが気付けば脇を固める役者の方が固まり、『あ、これマジなんだ』と(笑)」と当時を振り返った。
そんなぐんぴぃを主役に抜擢した監督は「僕は主役をぐんぴぃに絶対やってほしかったんです。なぜならぐんぴぃが可愛いから!可愛いものって、皆大好きじゃないですか。可愛いということは、彼が映画の中で頑張ると、観客は応援したくなるんです。それって主人公として絶対に必要なものなんです。だからぐんぴぃしかいない!と思って主役を頼みました。そしてぐんぴぃは今回の撮影で、セリフを忘れたことや、セリフを言い間違えたことが、1回もなかったんです。本当にぐんぴぃでよかった!相当な俳優でしたよ。これは全員SNSに書いてください!」と太鼓判を押すと会場からは拍手が湧き起こった。
ぐんぴぃ演じる市役所職員の山田と怪獣映画製作に奮闘する吉田役の菅井友香や市長役の清水ミチコ、伝説の怪獣映画監督・本多役の麿赤兒など脇を固める個性派キャストについて、ぐんぴぃは「清水さんは全部面白くしてくれました!とってもユーモアがある方でした。麿赤兒さんは、レジェンド俳優で怖すぎるおじいちゃん…と思いきや、すごく優しいんですよ。『ぐんぴぃさん、お風邪は引いていませんか。朝ごはんは食べられましたか』ってドスの聞いた声で聞いてくれるんです。でもカメラが回るとキリッとされて、緊張感が走りました。さすがレジェンド俳優、という感じでした」と印象を回顧。
撮影は今年の3月末。気温5度での撮影に、ぐんぴぃは「本多監督の倉庫に僕が伺うシーンでは、僕は息が白くなってしまって、でも麿さんは息が白くならないんですよ。麿さん死んでる?死体が喋ってんじゃないの!?て思っちゃいました(笑)あのテクニック学びたかったなあ」とレジェンド俳優との貴重な撮影を振り返った。
中盤ではぐんぴぃの相方・土岡(春とヒコーキ)も乱入。“バキバキ童貞”をオマージュしたシーンで出演する土岡は「八木さんに『ぐんぴぃが主演の映画を撮るから土岡くんも出てよ』と言われて、『どんなシーンですか?』と聞いたら『ぐんぴぃがテレビ画面に映っているのを観ながら、うどん食べてる人』て言われて…それ岐阜に行かなくてもどこでも撮れますよね?って(笑)」と明かすと会場は爆笑。今まで1,200本以上の映画レビューを書き溜めてきたほどの映画好きである土岡は、「ちゃんとしてる映画じゃん!と。映像は綺麗だし、出演されている方もすごい方ばかりだし、最初油断して序盤の方適当に観ていたので、中盤からギアをあげました(笑)」と、本格的な仕上がりに驚いていた。
本作の主人公・山田は少年時代に怪獣映画に目覚め怪獣映画づくりに奮闘するが、この設定はまさに監督自身そのもの。監督が「山田に自分自身を重ねている部分は大いにあります。山田が中学時代に作った怪獣映画を上映するも、生徒のみんなに笑われて、先生に『お前の怪獣で全てをぶっ壊すんや!』と言われるシーンがあるのですが、僕も全校生徒の前で映画を上映して笑われて、恩師から『俺は良いと思った。お前はそれを続けろ』と言われた経験があります。その言葉で、今の僕が作られている部分もあります。山田が怪獣映画を作るにあたり色んな協賛企業に頭を下げに行くシーンも、今作を作るにあたり、僕自身が色んな企業を回って、企業の方に『怪獣映画ならやってやるか!』と言っていただくという経験が元になっています。実際に言われたセリフも脚本に入れ込んでいます」とまさしく監督自身のストーリーが劇中に活きていると明かす。
最後に監督は「映画というものは本当に多くのスタッフさんが携わってます。こんなにエネルギー溢れる作品ができて、岐阜市から世界に発信できるので、皆さんの続編を望むお声があれば是非続編を作りたい!!是非感想を広めてください!!」と呼びかけ、イベントは大盛況の中終了した。
監督の経験が投影された怪獣映画への愛、映画全編に散りばめられた笑い、主人公の奮闘…映画に必要な全てが込められた前代未聞の超!怪獣エンタテインメント『怪獣ヤロウ!』にご注目ください!